2021年 11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
各種お問い合わせ対応、商品の配送はお休みです
2021年 12月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
各種お問い合わせ対応、商品の配送はお休みです
 
コセキカメラ

Photo Impression



コセキカメラスタッフによるカメラ・レンズレビュー。
個性的なスタッフたちの極私的なレビューをお楽しみください!
 
 
第7回 OM10の思い出のこと

 
こんにちは。再び登場のコセキカメラスタッフサトウです。
前回は雑貨部門からご紹介させていただきましたが、今回はカメラのお話。ちょっと個人的な思い出の話でもあります。

突然ですが、皆様は「自分で買った初めてのカメラ」は覚えていらっしゃいますでしょうか。当店のお客様は結構な高頻度で覚えていらっしゃいまして、やはり思い入れがある方が多いです。ちなみに私も覚えております。しかしながら、私の思い入れの強いカメラは、「初めて買ったカメラ」ではなく、「2台目に買ったカメラ」、オリンパスOM10なのです。
 
 
オリンパスOM10ブラック。レンズはOMズイコー50mmF1.8、ごくスタンダードな組み合わせです。
後ろは「初めて買ったカメラ」オリンパスOZ1パノラマ。
 
OM10を買ったのは18の頃、もう20年以上前になりますね。当時としてももう完全に旧機種、しかも普及機とあって値段は比較的安価だった記憶があります。
 

ボディカラーの設定はシルバー、ブラックの二種がありました。個人的には最近はシルバーの方がよく見かける気がします。
 
マニュアルフォーカス、絞り優先AEのみ(マニュアルはオプションのアダプターが必要)、露出補正は簡易補正(ISO感度変更で対応)、最高シャッタースピードは1/1000。B(バルブ)含め、電池がなくなるとどうにもできない電子シャッター。こう並べるとないない尽くしですね。
しかしMF一眼レフの中でもかなり軽量コンパクトで携帯性に優れたボディ、OM-1譲りの巻き戻しの軽さ、電源OFFでもシャッターを切ればとりあえず撮影してくれるTTLダイレクト測光の自動露出。シャッターチャンスに強い機種です。
 
 
F.ズイコー50mmF1.8。ダブルガウスの標準レンズです。コンパクトな薄型設計で、OM10によく似合います。
 
このシンプルな仕様、私には合っていたらしく。露出のイロハもわからない若造に曲りなりにも適正露出の写真を撮らせ、難儀したマニュアルフォーカスに集中させてくれました。絞りの意味もろくにわからず、適当に設定してもカメラがサポートしてくれます。明るいレンズはボケ味を楽しませてくれ、写真の楽しさを十二分に教えてくれたように思います。絞りの効果ももちろん反映してくれるので、聞きかじった絞りの知識を試すのにもうってつけでした。
 
 
当時はモノクロがメイン。現像を部の暗室でできたので。そのお話もいつかできればいいなあと思っております。
 
真冬の電池の持たなさにも負けず、メイン機種として頑張ってくれたOM10。ピント合わせもままならなかった初心者を、50mmノーファインダースナップである程度狙い通りに絵作りできる程度まで成長させてくれました。今でこそ職業柄もあれど、目測フルマニュアルのクラシックカメラでも気負うことなく使えるのはあの頃のOM10の経験あればこそだと思っております。
 
 
F.ズイコー50mmF1.8をフルサイズデジタルで。穏やかな描写はやはりオールドレンズのうちだからでしょう。
経年劣化もあるのでしょうが、それでも懐かしい描写です。
 
このあとのカメラ遍歴はまあ胸を張って語れるようなものでもありませんので、割愛させていただきます…一部は第2回でお話ししましたが。しかしながら、何台カメラを使ってもやはり根っこにあるのはきっとこの普及機なのだと思います。ファインダーを覗いてピントを合わせ、ボケの中からピントの合った像の浮かび上がる楽しさ。AE任せの撮影で発生する逆光のシルエット。フィルムを一本取り終え、巻き戻すときの満足感…今でこそいろいろ学び、多少は機材を思い通りに扱え、そこそこ思ったように写真を撮れるようにはなりましたが、あの頃の驚きや楽しさを忘れないようにありたいなあと思います。
 
 
今のデジタルのメインカメラも、何の因果かオリンパス。OM-D E-M1 MarkIIになりました。小型軽量、携帯性の良さがお気に入り。
…20年経っても基本は変わってないんだなあ…
 
現在のデジタルカメラやスマートフォンのカメラ機能は大変優秀で、進化も著しく、簡単キレイに失敗なく写真を撮れるような時代になりました。結果もすぐ確認でき、加工でかなりのことができるようにもなりました。しかし、現像のあがりを見て一喜一憂したり、限られた機材や機能的な制限のある中で試行錯誤してみたりといった苦労もまた楽しいものだったように思います。フィルムカメラを使うときはもちろん、デジタルカメラでの撮影でも、いろいろ試し、実験し、そして仕上がりを確認し学び考え、精進していかねばとこのカメラを見るたびに思うのです。
 
文責:スタッフ サトウ
 

ページトップへ