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カメラのコセキ

Photo Impression



カメラのコセキスタッフによるカメラ・レンズレビュー。
個性的なスタッフたちの極私的なレビューをお楽しみください!
 
 
第3回 Ai Micro-Nikkor 55mmF3.5のこと

 
ご覧いただきましてまことにありがとうございます。
カメラのコセキ スタッフのサトウです。たびたびの登場恐縮です。
店長より「いい加減レビューをちゃんとしなさいな」とのお叱りを受けましたので、いよいよレビューらしいレビューに挑戦いたします。
今回も何卒よろしくお願いいたします。

初?レビューとしてはやはり先日もちょっとお話ししたものが良いかと思います。なお、特にレアなレンズでもなんでもありません。
しかしながら個人的に偏愛しているマクロレンズ、「Ai Micro-Nikkor 55mmF3.5」についてレビューさせていただきます。
なお、ご存知の方も多いかと思いますが、ニコン製マクロレンズは「マイクロニッコール」の名称になります。
 
私のマイクロフォーサーズアダプター仕様。なんだかアダプターが変ですね。ニコンF→CマウントアダプターとC→マイクロフォーサーズの組み合わせです。
絞り開放ボタン付で意外とお気に入りです。なお、これが無限遠状態。最短撮影時はひとつ前の画像くらいの長さになります。
 
基本的な光学設計は1961年発売、プリセット絞りの55mmF3.5になるので、実に60年近くも前になります。
後継のF2.8は未だ現行で販売されていますね。私の所有するAiのタイプはF3.5としては最終形になります。
このあたりの変遷についてはニコン様のホームページ上の「ニッコール千夜一夜物語」に詳しいです。ぜひのぞいてみてください。
 

レンズ構成は4群5枚、クセノター型です。マニアックな話で恐縮ですが、F2.8ではなくF3.5を愛用する理由はこのレンズタイプが好きだからです。
明るくはありませんが、シャープで安定した解像力を見せるこのタイプのレンズが個人的に好きなのです。
 
さっそく実写してみます。まずはメイン機材、マイクロフォーサーズで。110mm相当の画角となり、中望遠マクロの扱いですね。小さな花のクローズアップや少し離れた枝に咲く花などにはぴったりの画角です。ピント合わせをがんばれば小さな虫もいけます。
そういえば今回、最後の方の作例で蜘蛛が登場しますので、苦手な方すみません…好きなもので…
 
シジミバナ。ほぼ最短撮影距離で撮影。一輪一輪は小指の爪ほどの大きさです。ひと絞り絞ってますが、オールドレンズらしからぬシャープネス。
 
最短撮影距離はレンズ単体で0.241m。約24cmですね。最大撮影倍率は0.5倍(1/2倍)になります。いわゆるハーフマクロ。
中間リングを使えば等倍撮影も可能です。マイクロフォーサーズの場合は、35mm判換算で等倍相当になります。
…ちょっとややこしいですね。詳しくご説明すると文字数が足りなくなるので、是非お店でお尋ねくださいませ。
 
またハナカイドウです。こちらは絞り開放で撮影。絞りが六角形なので、絞ると木漏れ日が角ばってしまうのです。やや甘さは残りますが十分にシャープかと。



ご存知ハルジオン。少し絞ってます。よく見ると背景に薄く六角形が見えますね。ちょっとポンポン持った応援団みたいに見えませんか?
 
ところで、マイクロフォーサーズだとレンズの像のごく中心のみを使うので、本来の描写が楽しめない…というお話があるかと思います。
個人的には多少レンズは選ぶものの、いろいろ楽しめると思うのですが、そこはそれ。では、フルサイズデジタルを投入します!
以下はソニーα7+マウントアダプターでの実写です。
 
第一回でも登場した椿。明るめに撮っているとはいえ、発色はやはりプラナーの方が濃厚なイメージ。コントラストも控えめです。開放で撮影。
 
シャープだシャープだ、と言っていますがそこはいくらなんでもオールドレンズ。シャープネスは現代レンズにはさすがに届きません。コントラストも低めで、逆光にも決して強くはありません。しかしそこは逆に魅力にもなります。
 
スイセン。群生を撮影してみましたが、発色の重さやコントラストの低さが妙な生々しさを醸し出しているように思います。




スノーフレークスと蜘蛛。モノクロだと俄然特徴が活きてきます。
曇り気味の天気のやや鈍い光の中、コントラスト低めのレンズと相まって美しいグレートーンが生み出せます。
 
カリカリのシャープネスや鮮烈な発色、高いコントラストを求めるなら現代の最新マクロが上です。
大口径レンズのようなボケ味もありません。また、遠景の描写は作例のような近接撮影と比べると正直やや落ちます。
しかしながら、このレンズの持つ独特の「マクロレンズとしてのバランス」が気に入って、気がつけばもう長い付き合いです。
これからもきっと、春になるとこのレンズを持ち出すのでしょう。
  
最後に花ばかりではなく人工物を。愛用の剪定ばさみです。
開放での撮影ですが、何というか…必要十分な感じがしませんか?なおマイクロフォーサーズで撮影。
 
以上、個人的に偏愛するレンズのレビューをさせていただいたのですが、いかがでしたでしょうか。
ちなみにこのレンズ、中古市価では1万円しないことが多いです…。玉数も結構多くあるのですが、持病もいろいろあります。
もし使ってみたい!という方は、お気軽にご相談くださいませ。

今回も私的な文章をお読みいただき、ありがとうございました。またお目にかかれますよう精進致します…
今後とも何卒よろしくお願い致します。
 
 
文責:スタッフ サトウ
 
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